それは残念というか、何と言うか・

永田洋子死刑囚が病死 したそうだが、死刑が確定したがズルズルと生き延び刑の執行を待たずして病死した人物としては帝銀事件の平沢貞通が真っ先に浮かぶ。永田洋子もそのお仲間の一人になったというわけだ。

永田洋子の死刑執行が早期に行われなかったのは、共謀事件の場合に全員が捕縛されてない時には猶予されるといった理由のためだったと思うが、そういったこととは別として、国家への反逆もしくはそれに類するような犯罪を犯した人物を早期に処刑することは是とは言いがたい。

それは時として殉教者に祀り上げられることもあるからで、約2000年前の昔に処刑された人物(実在性には幾許の疑問がある)が祀り上げられて、今や世界を二分する一大宗教のご本尊になってしまっている例などその典型である。

だからこそ生かさず殺さずの状態に留め、惨めさと滑稽さが知れ渡るようにするならば、さすがの信奉者も愛想尽かしをして見捨ててしまうことが大いに考えられ、ために今後どんな展開になろうとも麻原彰晃の死刑執行は見送り拘置所で飼い殺しすべきであろう。
2011年02月06日