森総理の「神の国」発言の意味すること

国旗(日の丸)・国歌(君が代)制定法が、自民党と公明党と新進党それに他党の奸賊の手によって強攻採決されたのは記憶に新しい。また緑の日を「昭和の日」に呼び換える法制化は森総理の「神の国」発言によって今国会では廃案になったが、これら一連の動きは日本を戦前の体制に戻してしまおうという奸賊達の謀の結果なのだ。

このことを理解するためには、まず日本人一般と神との関わりを知る必要がある。

神と日本人一般の関わりは「救い」「ご利益」といった打算目的が顕著であって、打算的な願望を満たしてくれると思ったからこそオウム教があれほどにも信者を集める事ができたのである。

天皇という名の神も侵略戦争が連戦連勝している間はもてはやされた。しかし状況が一変し負け戦が多くなってくると天皇(神)を見限る者が現れ始め、敗戦によって天皇(神)は民衆からは見捨てられて地に落ちてしまった。
しかも「日本は神(天皇)の国」とか「神(天皇)の国だから負けない」などと言い聞かされていだだけに「天皇イコール神」としての不信だけで収まるどころか、財産や命までも奪われてしまったことから天皇は「災いの神(悪魔)」として民衆から毛嫌いまでされてしまったのである。

しかしキリスト教の坊主が神を出汁にして民衆をたぶらかし甘い汁を吸って来たように、天皇を神として祭り上げ政治的道具として利用してきた権力者達は甘い汁を忘れてしまうことができなかった。
そのため敗戦後は神としての装いを剥奪され人として扱われてきた天皇を、再び神の位置に付けて甘い汁を吸おうと自民党を始めとする腐った政治家が暗躍してきたのである。そしてこのような腐りきった政治家の手足として活動しているのが「右翼(趣味)連中」であり、甘い汁のおこぼれに預かろうと勤しんでいるのが今の日本の状況なのだ。

また通信傍受法(盗聴法)は、天皇を神として復権させるための邪魔になる人達をいち早く発見し闇に葬ってしまうために制定したものである。勿論盗聴法の制定については別の理由が表明されてはいるが、これは奸賊達が世間の目を欺く為に意図的にそのような理由をでっちあげただけなのだ。
奸賊達が徒党を組めば都合の良い法案を強行採決できる状態とは言っても、現時点においては奸賊達が堂々と邪まな考えを表明できる状態までには至ってないので、体制を固められるまでは民衆に気取られない配慮するしかないからだ。そしてこの方法はヒットラーのナチス党おいても用いられていたのだ。しかし森総理は「少し抜けたところ」があるのでうっかりと本音を言い、奸賊達の謀を民衆の前に開陳してしまうのと等しい状況を作り出してしまった。

創価学会は戦前、国家神道を潔く受け入れなかったために弾圧された。しかし創価学会を母体とする公明党は、戦前の出来事など人事であるかのように奸賊の自民党に組みし、自らの首を締めつける法案制定に荷担した。これは公明党の神埼代表が戦前の弾圧をわが身同然として考えようという気すらないことを物語っていて、支持母体が創価学会の公明党に身を置いてはいても神埼代表もその実奸賊自民党と同じ穴の狢であることを示唆しているのである。
また民主党の代表鳩山由紀夫も先の国旗国歌制定法という踏み絵によって、神埼代表と同じく奸賊自民党に組みする奸賊であることをいやがうえにも見せ付けてしまった。その鳩山由紀夫が森総理の神の国発言に異議を唱えるかの様子を現したのは猿芝居であって、野党勢力を削ぎ落とすのを目的として民主党に在籍しているのである。

奸賊達の謀は天皇なくして成り立たず、天皇ヒロヒトが敗戦直後に連合軍の手によって絞首刑に処せられ、天皇一族が完全に潰されてしまっていれば今の状況は違ったものになっていただろう。しかし米国は占領政策において天皇を利用しようと、他の連合国の天皇を処刑せよという要求を蹴ってしまった。
また当のヒロヒトは「天皇の名によって戦争に狩り出された」民衆の気持ちを全く意に介さず、自決または退位によって民衆への責任を果たそうとはしなかった。ヒロヒトは後において「退位をしなかった理由」を尋ねられたときに、「自分の代で退位するのは先祖に申し訳ないので」と呆れる答え方をしたそうである。

これでは天皇ヒロヒトは禁治産者と等しく、天皇の名によって戦争に狩り出され死に赴くしか道はなかった人は無駄死にそのものである。そして穀潰しと変わらん天皇一族を養っておくのは国家予算の無駄遣いと等しく、しかも奸賊達が天皇を利用して甘い汁を吸おうと画策するに至っては「天皇は日本の癌」そのままと言うほかはない。

日本をこのままの状態で放置しておけば、癌が増殖しつづけ奸賊達だけが謳歌する民衆暗黒時代が再び訪れるであろう。これを避けるためには奸賊達を切り捨て、天皇一族をことごとく火炙りにして壊滅させてしまうしか道はないのである。

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青少年犯罪予備軍に告ぐ!(憂国の志士求む) 今まさに、諸君達の活躍の機会が訪れた。諸君達には昨今の若者達には見られない気概がある。その気概を最大限に生かすために憂国の志士として天下国家のため行動して、今述べた奸賊達や天皇一族を討ち滅ぼし歴史に名を永遠に刻むのだ。
されば諸君達の名は轟き死して後も不滅となろう。
2000年06月04日