BOTかBTO

■刑務所の民間委託拡大へ…経費削減と処遇改善で

調べた限りでは国としてはBOT方式にするとしているが、民間ではBTO方式の方が何かと都合良いようである。因みにBOTとBTOとの方式の違いは以下。
BOT方式とは、PFIの事業方式の一つで、民間事業者が自らの資金で対象施設を建設し(Build)、維持管理・運営を行い(Operate)、事業終了後に所有権を公共へ移転する(Transfer)形式のこと。
BTO方式とは、PFIの事業方式の一つで、民間事業者が自らの資金で対象施設を建設し(Build)、完成後すぐに公共に所有権を移転するが(Transfer)、維持運営は民間で行う(Operate)形式のこと。
結果的に国の施設になるという意味では同じだが、前者の場合には事業が続けられている期間に固定資産税の支払いが伴う。それに対して後者では固定資産税は支払わなくても良いので、利益率を高められることになる。

刑務所の警備員は誰でも可能ではなく警備2級資格を有するものとされてるが、それ以外の従業員は特別の資格がなくても良いようである。また収入としては食堂・売店・受刑者が制作した物品の販売、それと業務委託料が主なもののようである。
清掃に関しては受刑者も行うということなのだがどの程度までかはっきりしない。

参照:
2012年10月30日