研究によると、過去50年間の南極大陸全体の平均気温は温室効果によって上昇しており、西南極では過去50年間で10年ごとに気温が0.17度ずつ上昇しているという。10年ごとの平均気温の上昇が0.11度の南極半島を上回る温暖化のペースだ。の有様で、研究者レベルではそうでも一般人にとっては危惧すべき事態ではないのである。
一方、東南極では、1970年から2000年の間に大きく気温が下がった時期があったが、これはオゾンホールによるもので、過去50年にさかのぼると、全体として東南極も10年ごとに平均0.1度ずつ気温が上昇している。研究者らは「注目すべき気温上昇だ」と指摘している。
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