架空請求サイト発見!

管理する掲示板に以前からエロサイトへの勧誘書き込みがあった。当初はその都度削除していたがその内面倒になってアクセス制限を仕掛けた。
IPやドメインでの排除は他の人への弊害もあるが、ゲラゲラなる漫画喫茶(インターネットカフェ)からのアクセスは、一様に警視庁のホームページに飛ばすようにした。

で、件のエロサイトの正体が不明なので安全のためにプロキシを通してアクセスしたところ、運営者の情報は何一つないことが分かった。

一度でもエロサイトにアクセスした人なら分かっていると思うが、サンプル用の無料画像や無料動画が用意されているものである。
そしてそういったものだけがリンクを張られ、有料のものだとリンクが張られていないか若しくは入会ページに飛ばされるのが常である。

ところがこのエロサイトは「サンプルかな?」と思ってクリックした時点で会員登録したことになってしまった。しかも
ご利用料金 90日間 49800円 365日間 190000円
という常識をはるかに超えた法外な料金設定だった。高くても1ヶ月数千円が相場だからだ。

更には続けて
支払期限 登録日より3日以内
注意 お支払期限が過ぎても入金確認ができない場合、不本意ながら、弊社で割り当てたIPアドレスをもとに、 弊社顧問弁護士を通じてプロバイダーおよびホスト管理者に、 プロバイダー、およびホスト管理者が要求する秒単位のご利用記録を根拠に情報を開示してもらうとともに、規約に基づき、パソコンの IPアドレスをもとに登録所在地管轄の当番組管理部より事務手数料55,000円、延滞金1日につき登録データ保守費用1,500円+人件費、及び通信費等の損害金を追加して直接請求される ことがあります。
その際、法人名義で接続されている方は法人所在地に、個人名義の方はご自宅へ裁判所より 小額訴訟としてご案内が行くこととなります。尚、裁判所から小額訴訟にて通達が行った場合、一方的にほうっておくと期限が来た時点で原告敗訴の判決が自動的に確定しますので、 くれぐれもご注意ください。

あなたの払込みID番号は ******です。
ご不明な点は、再度利用規約のページをご参照ください。
という文面があり、最後に振込先が書いてあった。

また件の利用規約なるものはトップページの最下部に小さな字で示してあるが決して分かりやすいわけではない。更にはその内容を読んでみても、「写真をクリックすれば即会員登録になる」とはひとことも書いてない。

そこでこれは今流行の架空請求の類だと判断し、東京都生活文化局消費生活部が運営してる「架空請求の情報を集めています」フォームから情報を送ってみた。
2005年06月12日