頑張らなければ良い

■「こんなに仕事が多くては死んでしまうよ」夫の言葉が現実に・・・

何事につけ「頑張れ!」と声をかけてる光景をよく目にする。その代表がマラソンにおける沿道からの掛け声であるが、日本においては頑張ることが美徳のひとつとして見做されている節がある。そのために「頑張れ」」の掛け声が自然と行われ、且つ頑張らないことは悪しきことであるかの思われがちである。

その結果「期待に応えなければいけない」といった強迫観念によって自身の肉体及び精神状態を考慮することなく頑張り続け、ついには死を招く事態にまで至るのがいわゆる過労死というものである。

過労死防止法が制定されたがこんなものは気休めと同じである。それは雇用主及び管理者への責任追求の定めがないためで、過労による死亡や自殺者が出た時には雇用主及び管理者を殺人罪で裁くといったことにでもしないと実情は何も変わらない。
2014年11月14日