暴露記事によって初めて存在を知った人

◆iPS問題 森口氏に論文盗用疑い

iPS細胞に限らず医学方面の先端技術についての興味が無いので森口尚史の名なんか知らなかったが、暴露記事によって全国的に知れ渡ったことにより森口尚史は鼻高々ではないかと思う。とは言え、人々の記憶にその名が留まることはまずなく、精々「医学方面で肩書きと研究を詐称したやつがいたな」と何かの折に思い出される程度だろう。

以前にも考古学方面で学者ではない素人が、自分で隠した壺の破片(だったか?)をさも発見したように装った状況を記者につぶさに観察されてしまい、それまでの大嘘がすっかり発覚して名が地に落ちてしまった事件があったが、騙しに味をしめて度重なれば発覚の機会が増大してしまうわけで、マスコミに報道されるような内容のことであれば影響も大きかろう。

しかしさほど名は知られてない(限られた分野に留まっている)場合には、暴露記事によって嘘が全国的に知れ渡ることは無いわけで、精々ネット上において「信用ならない奴」として紹介される程度に留まる。
例えばpcvanでハッタリとうちゃんとの異名を授けられた飯山一郎が乳酸菌で放射能を体外排出できるとツイッターで公言し、それに対して異を唱える人達がいても、元々が特定分野での話なのでマスコミに報道されて全国津々浦々まで知れ渡る事態にはならないために、相も変わらずデタラメ発言を続けられることになる。
2012年10月14日