毎度ながらの中国人民に向けた大嘘

■尖閣へ1千隻「本当に来るのか」好漁場ないが…

9月14日、「沖縄県石垣市の尖閣諸島付近の領海内に、中国の公船6隻が航海しているのを海上保安庁の巡視船が確認した」との報道があったが、中国メディアはそれを遡る9月11日に『中国政府は公船「海監46」と「海監49」を尖閣諸島付近に派遣し、同日に周辺海域に到着、巡視活動を開始したと発表した』と伝えていた。

ところが両方の発表の食い違いに中国人民は戸惑い、インターネット利用者は「公船の行方をたどるのに躍起した」そうである。その結果、地方紙・楚天都市報のホームページの12日の記事において「尖閣諸島に到着した2隻の公船の写真」発見できたとのことである。

その写真とは添付した画像であるが、ちょっと見た目にも不自然なことが分かると思う。それは船の大きさが島の大きさに比べて異様に大きく、明らかな合成写真と見て取れるからだ。
この合成写真は地方紙の楚天都市報が作ったものか、それとも中国政府の広報部が作ったものかは明らかではないが、あまりにも合成写真の出来が悪かったため中国人民はあっけに取られつつ苦笑するしかなかったそうである。

つまりは中国メディアが伝えた「約1000隻の漁船団」なんてものも、中国国内に向けたハッタリの可能性が大きいというわけだ。
2012年09月21日