中国は、尖閣諸島が日本領土と認めた

◆中国の反日デモ、日系企業が工場や店舗の操業・営業を一時停止

近年中国は東シナ海における海洋資源を独占しようと、フィリピンやベトナムなどなどの国と領有権問題を起こしてきた。そういう意味では尖閣諸島も例外ではないが、これまでの中国の日本に対する姿勢は東南アジアの関連国に対しての攻撃的姿勢とは異なり、比較的穏やかであった。

それが記事に「中国政府は経済的な報復に訴えると警告した」とあるように強行手段に打って出ると表明したわけで、中国政府の焦りと苛立ちを窺い知ることが出来る。

先の大戦末期にソ連が日ソ不可侵条約を踏みにじって択捉島や色丹島に軍隊を送り込んで占領したのと同様に、中国共産党軍が尖閣諸島を武力占領することは可能だった。しかし択捉島や色丹島とは違って尖閣諸島は当時においては無価値同然であって、中国政府は占領どころか戦後においてさえ領有権の主張すらしなかった。
中国においてはチベットの方が価値があり、1950年にチベットを侵略して自国の領土としてしまった。その中国が自分のことは棚に上げて柳条湖事件を持ちだしつつ反日デモで気勢を上げようとするなんてのは恥知らずそのもので、『中国は如何にいい加減な国』であるかを世界中に知らしめようとするのと同じことである。

その恥知らずな中国が尖閣諸島に魔の手を伸ばしてきたわけである。中国側としては大昔の話を持ちだして中国の領土であることが明らかなどと言ってはいるものの、中国共産党及び政府は過去において『尖閣諸島は日本の領土として認めている』のである。
つまり中国が発行した共産党機関紙人民日報や国内地図において尖閣諸島を日本の領土として記載していたということなのだ。
2012年09月17日