まだ生きていたのか?

何気なくニュースを見ていたらテロップに宮崎勉の名がでた。一瞬どこかで聞いたような名と思ったものの、少女を連続して誘拐し殺したやつのことだと直ぐに思い当たった。

一審二審ともに死刑判決が下り、来年の頭には最高裁での判決が行われるとの内容であった。事件が生じたのは平成元年ということなので17年間経っているわけだけど、裁判が継続しているとはついぞ知らなかった。

最高裁でも死刑判決が出れば宮崎勉は晴れて死刑囚になるわけだけど、実際に処刑されるまでには更なる歳月が積み重ねられるのかもしれない。
大久保清(1971年逮捕、1973年死刑確定、1976年処刑)のように比較的早期に処刑された者は別として、ライフルを乱射して四人を殺害した永山則夫の場合には、事件後29年経っての処刑であった。処刑の決定は法務大臣の意思に関わっているので死刑判決からの期間はまちまちになるが、裁判が長期化した宮崎勉だけに処刑執行に法務大臣がすんなりと判を押すとは限らない。
2005年07月20日