#57/2159 路傍の石 ★タイトル (ZEJ21671) 91/ 3/22 13: 4 ( 27) 臨死体験について(立花隆のレポート) ・・・・一番星 ★内容 先日、NHK・TVで、立花隆のセミナー・現代ジャーナル「臨死体験を探る」が放送 されました。大変興味深かった。立花隆の『宇宙からの帰還』を何年か前、読んだとき も、このような第一級のジャーナリストが、一種の神秘的な事柄に関心を抱くことに、 なんか心強い印象を受けました。なんと言っても『田中角栄研究』の人なんですから。 現代の脳科学の素人向けの案内書『3ポンドの宇宙・脳と心の迷路』(白揚社)の著者 もアメリカのジャーナリストであった。この本も、立花隆のTVレポートも視点が、 ”普通の人”にあるため、大変、説得力がある。専門ボケなんかには無縁だし、かと言 って、単なる、お遊びでもない。つまり、視点が地についている。ジャーナリトのもつ 現実主義に裏打ちされているため、話が荒唐無稽になってこない。 死んだら、どうなるか。あるいは、死ぬとは、どういう体験か。こういう、とんでもな く大きな問題が今や科学的に探求されようとしている。蘇生術がますます発達してくる と、死にかかった人が生き返るというケースがますます増えてくる。そして、その死か らの、言わば帰還者が語る体験には、ある共通部分があって、しかも、その体験の内容 は、人種や時代を超えた、ある普遍性があるらしい。 この放送番組でも、上記の本でも、一致しているのは、臨死体験に伴う、ある普遍性の 存在の認識と、その普遍性の意義を高く評価している点です。臨死体験には、なにか、 われわれの今迄の認識の枠組みを超えた、人間性の根幹に関わる未知なものがあるらし い、というジャーナリトの直感がある。脳の問題にも関心があるらしい立花隆が、この 番組の反響を踏まえて、その死の問題を本として出版してほしいものです。                                   一番星